牡蠣の種苗生産から養殖技術DXまでを手掛ける株式会社リブル、シリーズAラウンドにて資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.19
株式会社リブルがシリーズAラウンドにて資金調達を実施した。
今回の資金調達は、食の未来1号投資事業有限責任組合、SBプレイヤーズ株式会社、アグリビジネス投資育成株式会社、STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合、尾道産業株式会社、グレート・サークル・アドバイザーズ1号投資事業組合を引受先とし資金調達を実施した。
今回の調達資金は界を牽引する三倍体種苗の生産力拡大、自社漁場の生産量拡大、スマート牡蠣養殖の展開エリア拡大、さらに養殖データを活用した新サービスの開発に活用される。
同社は、牡蠣の種苗生産から養殖技術のデジタルトランスフォーメーション(DX)に至るまで、幅広い牡蠣関連事業を展開している。
同社の提供するスマート牡蠣養殖システム「Oysmart」を通じて、養殖データの蓄積と分析を行っており、これを基に官民協働事業に取り組んでいる。東かがわ市や愛媛県などの沿岸自治体との連携を深め、地域の漁業協同組合と協力しながら、持続可能な養殖技術の普及を推進している。
これにより「いつでも、だれでも、どんな海でも」持続可能な養殖ができる技術の普及を追求し、海の豊かさを守る活動を続けている。
また、三倍体種苗について、通常二組の染色体を持つ生き物が三組持つものであり、これにより「産卵しない」牡蠣が生まれる。この種苗は、卵を作らないため身痩せすることがなく、通年での出荷が可能となる。同社はこの三倍体種苗の生産に注力しており、これにより持続可能な養殖の実現を目指している。