プラスチックのリサイクルの株式会社esa、シリーズBラウンドにて1.2億円の資金調達を実施ー累計調達額は9.3億円に
uniqorns編集チーム 2024.10.31
プラスチックのリサイクルを中心とした環境事業を展開する株式会社esa(読み:イーサ、意味:Environmental Solutions Architect の頭文字)は、このたび、シリーズBエクステンションラウンドにおいて、大日本印刷株式会社(DNP)、ホッカンホールディングス株式会社と資本業務提携を締結し、静岡キャピタル株式会社により総額1.2億円の資金調達を完了した。これにより同社の累計調達額は9.3億円に到達した。
株式会社esaは、2022年3月の設立以来、リサイクルが困難だった複合プラスチック素材を再利用可能なペレットに変換する事業を展開してきた。茨城県結城市の工場では、PETおよびPEの2ラインで複合材のマテリアルリサイクルを行い、月間700トンの再生ペレットを製造している。原料は企業から排出されるオフグレード品や工場端材が中心であり、これらを使用して高品質の再生ペレットを樹脂加工メーカーやコンパウンドメーカーに販売している。
今回の資金調達は、全国各地の回収拠点や排出事業者に対し、同社のリサイクル技術とノウハウを提供し、各地域でのリサイクルを促進するビジネスモデルを展開することを目的としている。この取り組みにより、回収コストやCO2排出量の削減、さらにはリサイクル効率の向上が期待されている。地域経済や様々な業界との連携を強化し、プラスチック廃棄物のマテリアルリサイクルの拡大を目指す。