ESG情報開示支援の「SmartESG」提供の株式会社シェルパ・アンド・カンパニー、グローバル・ブレインとWiLによる共同リード投資で資金調達を完了——累積調達額は5億円に

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ESG情報開示支援の「SmartESG」提供の株式会社シェルパ・アンド・カンパニー、グローバル・ブレインとWiLによる共同リード投資で資金調達を完了——累積調達額は5億円に

uniqorns編集チーム 2023.06.28

東京・品川に本拠を置く株式会社シェルパ・アンド・カンパニー(代表取締役CEO:杉本淳)は28日、最近のエクステンションラウンドで約1.5億円を調達したと発表した。このラウンドでは、WiL、グローバル・ブレインが共にリード投資を行い、農林中金イノベーション、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタルが新規参加した。
既存の投資家からの追加出資として、ジェネシアベンチャーズも参加した。今回のラウンドを受け、累計調達額は約5億円に達した。

株式会社シェルパ・アンド・カンパニーは、「企業のESG情報開示の業務負荷を軽減する」ことを目指して、ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」の開発・提供を行っている。今回の調達により、組織拡大のための採用強化、特に営業職やカスタマーサクセス職、開発職の採用強化、および「SmartESG AI事業部」における技術強化を目指す。

AI技術、特に大規模言語モデル(LLM)の活用は、ESG情報開示領域でも可能性が広がっている。シェルパは、「SmartESG AI事業部」でAIとNLPをベースとした技術開発を行い、「SmartESG」を通じてこれらを提供する。

2023年3月期決算からは有価証券報告書におけるサステナビリティ情報の開示が義務化され、そのためのニーズが高まっている。その中で、特にプライム上場企業における「SmartESG」へのニーズが増している。今回の資金調達ラウンドは、杉本淳CEOにより、製品開発の加速と市場での競争力強化のための重要な一歩と見なされている。「これらの資金を使用して、弊社のテクノロジーチームを拡大し、AI技術をさらに進化させ、企業がESG情報をより効率的に管理・開示する手段を提供できるようになることを期待している」と杉本氏は述べている。

また、資金調達の一部は企業の営業チームとカスタマーサポートチームの拡大にも充てられる予定である。これにより、より多くの企業がESG開示の要件を満たす支援を提供できるようになる。「SmartESG」の普及は、企業のESGパフォーマンス向上だけでなく、それをどのように開示するかについても一助となるだろう。

「SmartESG」の提供により、企業の持続可能性に対する取り組みとその情報開示を、技術を活用してより透明かつ効率的に行えるようになる。これにより、投資家は企業のESGパフォーマンスをより明確に理解し、その結果、より賢明な投資決定を行うことが可能になると期待されている。

なお、株式会社シェルパ・アンド・カンパニーは、今後も持続可能性に関する情報開示における課題解決を目指し、新たな技術開発を推進していくとともに、日本だけでなく全世界の企業への「SmartESG」の提供拡大に取り組む予定である。