Fingerprint、3,300万ドルのシリーズCでデバイス・インテリジェンス・プラットフォームの拡大を目指す

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Fingerprint、3,300万ドルのシリーズCでデバイス・インテリジェンス・プラットフォームの拡大を目指す

uniqorns編集チーム 2023.10.17

シカゴを拠点とする企業Fingerprintは、Nexus Venture Partnersを中心にUncorrelated Venturesも参加した3,300万ドルのシリーズC投資を発表した。

同社の共同創設者兼CEOであるDan Pintoは、彼のスタートアップが本当に得意としていることは、Chrome、Safari、Firefoxなどのブラウザ、またはモバイルオペレーティングシステムを介して、あなたの電話のネイティブアプリなどを使用して、インターネット上のデバイスを識別することである。彼は、クッキーやIPアドレスなどのデバイスを追跡する方法は、ブラウザの技術の変化により、特にVPNを使用して自分の身元を隠す能力がある場合、もはやうまくいかないと主張している。

彼らはAPIを介してこれを行い、開発者がウェブサイト上で詐欺を防ぐために彼らのサービスにリンクすることができるようにしている。彼は、デバイスにインストールされているフォント、画面解像度などの要素から、デバイスがサーバーとのSSLハンドシェイクを完了する方法など、非常に技術的な事項まで、さまざまな要素を調査する。同社の技術は、共同創設者兼CTOのValentin Vasilyevが作成したFingerprint.jsというオープンソースライブラリに基づいている。

Pintoは、以前のスタートアップであるMachinioでVasilyevに出会い、彼を会社の最初のソフトウェアエンジニアの一人として雇った。その時点で、Vasilyevはすでに人気を集めているオープンソースプロジェクトであるFingerprint.jsを作成していた。Machinioが2018年に売却された約1年後、彼はオープンソースプロジェクトの成功をさらに発展させる方法を見つけるために退職した。その後、Pintoも参加し、Fingerprintが誕生した。
同社は100人の従業員と6,000人の顧客を抱えており、TD Ameritrade、Western Union、US Bankなどが含まれている。