Fr8LabsがEast Venturesなどから150万ドルを獲得、「物流のShopify」を目指す

Fr8Labsは、シンガポールとインドネシアを拠点とする新興企業で、貨物輸送業者向けのクラウドベースのオペレーティングシステムを提供している。同社のシステムは、貨物輸送業務のプロセスを効率化し、営業やオペレーションなどの内外の関係者の機能を統合することで、業界内の問題を解決することを目指している。

Fr8Labsは、East Ventures、FEBE Ventures、Venturraなどの投資家から150万ドルのシード資金を調達した。同社のCEOであるGlenn Laiによると、Fr8Labsのシステムを使用することで、貨物輸送業者は簡単に出荷オーダーのPDFをアップロードするだけで、システムが自動的に出荷予約やその他のワークフローを作成する。これにより、関税申告などの文脈では、人為的なミスによる長時間の遅延を防ぐことができる。

Fr8Labsは、AIアシスタントボットを活用したgenAIアプリケーションの使用も行っており、これは同セグメントでは市場初となる。

同社はベースプラットフォームの利用について、ユーザーごとの月額料金を設定している。また、ユーザーは追加モジュールを選択することも可能である。将来的には、倉庫管理システム、外国為替取引、ファイナンスソリューションなどの付随製品も統合する予定である。

現在、同社はシンガポール、インドネシア、マレーシアの3つの主要市場で50以上の顧客を獲得しており、台湾やオーストラリアからも顧客を獲得している。