Glean、Kleiner PerkinsとLightspeed Venture Partnersが共同主導するシリーズDにて2億ドルを調達

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Glean、Kleiner PerkinsとLightspeed Venture Partnersが共同主導するシリーズDにて2億ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.02.29

Gleanは、Kleiner PerkinsとLightspeed Venture Partnersが共同主導し、General Catalyst、Sequoia Capital、Adams Street、Coatue、ICONIQ、IVP、Latitude Capital、さらに戦略的支援者であるCapital One Ventures、Citi Ventures、Databricks Ventures、Workday Venturesが参加するシリーズD資金調達ラウンドで2億ドルを調達したと発表した。

2019年、クラウド・データ管理会社Rubrikの共同創業者であるArvind Jain氏は小規模の創業チームとともに、企業顧客向けのAI搭載検索アプリとしてGleanを立ち上げた。

何年もかけて、Gleanは企業のデータベースやデータストアに接続して分析し、従業員からの問い合わせに答えるプラットフォームへと進化した。Gleanは今日、サポートチケット、チャットメッセージ、顧客関係管理プラットフォームのエントリなどのソースから情報を取り込み、GenAIを適用して、そのすべてを洞察と適切な回答に変えようとしている。

Jain氏は、Gleanは "安全 "で "プライベート "であるとしている。
Gleanは企業のデータソース(Slack、Teams、Jira、ServiceNowなど)に設定された同じ権限を尊重するため、従業員はアクセスを許可されたデータに基づいた回答のみを受け取ることができる。ユーザーが基礎となるアプリケーションでドキュメントを削除すると、そのドキュメントはGleanシステムからも削除される。

Gleanはまた、RAG(Retrieval-Augmented Generationの略)を採用している。これは、パフォーマンスを高めるために、外部の知識源からデータを取得することによってGenAIを "接地 "するために使用される、ますます一般的になっているテクニックである。Jain氏によると、Gleanが出す答えはすべて、元の情報源に「完全に参照可能」だという。

Gleanの調達総額は約3億6,000万ドルに達し、新興企業の価値は22億ドルに達する。この新たな資本は、Gleanの「すべての」チームの拡大(パロアルトを拠点とする同社の従業員数は現在約300人)、製品の強化、および「強固なGo-to-Marketモーションの構築」に充てられるという。