GoToグループ、持続可能性への取り組み強化のためIFCから1億5,000万ドルを獲得

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GoToグループ、持続可能性への取り組み強化のためIFCから1億5,000万ドルを獲得

uniqorns編集チーム 2023.10.03

GoTo Groupは、国際金融公社(IFC)と提携し、インドネシア全体での財務包摂と持続可能性を向上させる取り組みを始めた。この提携は、気候変動への対応を含むものである。

Gojek、Tokopedia、GoTo Financialを含むGoToおよびその子会社は、IFCから1億2,500万ドル、およびプライベート投資会社Franke & Companyから2,500万ドルを受け取る予定である。GoTo Groupは、この資金を運転資本に使用する予定だ。

この取引には、非金融的なサポートも含まれており、GoToがドライバーパートナー向けに電気自動車への移行、運用効率の改善、および炭素中立を実現するための支援を受けることができる。持続可能性の目標では、グループは以前に「Three Zeros」という取り組みを設定しており、2030年までに「ゼロ排出量」「ゼロ廃棄物」「ゼロ障壁」を達成することを目指している。

この出資は、ケイマン諸島に設立された独立した法人Bhinneka Holdings Limitedに対して、新しい株式および構造化された私的ノートとの交換で与えられる。

Bhinnekaは、IFCとFranke & Companyに対して、シリーズA株式に交換可能な株式連動債券を発行する。
2021年のGojekとTokopediaの合併によって創設されたGoTo Groupは、主要な市場であるインドネシアを中心に、東南アジア全体で3億人以上のユーザーにサービスを提供している。同社は、TBS Energi Utamaというエネルギー会社(名投資家Pandu Sjahrirによる指導)との電動バイクジョイントベンチャーであるElectrumを持っており、年間25万台の電動バイクを製造することを目指している。

今年初めに新しいCEO Patrick Walujoを迎えたGoTo Groupは、収益目標に向けて利益性のターゲットに近づいている。また、エンターテイメント事業からの撤退も進めている。