Harvest Thermal、ヒートポンプの運転コストを下げるため400万ドルのシードラウンドを獲得

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Harvest Thermal、ヒートポンプの運転コストを下げるため400万ドルのシードラウンドを獲得

uniqorns編集チーム 2023.10.24

Harvest Thermalは、最近シードラウンドで400万ドルを調達した。同社は、ヒートポンプの運転コストを安くすることを目指している。

このスタートアップは、ヒートポンプ自体を改良するのではなく、市販のシステムを使用している。しかし、彼らは革新の余地があると考えている。彼らは、ヒートポンプに取り付けることができる小さなアドオンを開発した。このアドオンは、電気料金が最も安くかつクリーンな時にヒートポンプを動かすことができる。

このアイデアは、共同創設者兼CEOのジェーン・メリアが古いガス暖炉の問題に直面したことから生まれた。彼女はガスを使わずに家を暖めるためにヒートポンプを導入したが、ガスを完全に排除するためには給湯器も交換する必要があった。しかし、電気が安い時や太陽光発電が豊富な時に動作させるためには、大きなバッテリーも必要だった。

Harvest Thermalは、家庭の電化費用を抑えるための取り組みに400万ドルの資金を調達した。この資金調達ラウンドは、Earth Foundryをリードに、MUUS Climate Partners、Starshot Capital、Portfoliaも参加している。

同社は、ヒートポンプと温水貯蔵タンクを統合したシステムを開発した。このシステムには、非常に優れた制御機能が組み込まれている。Harvest Thermalの目標は、家庭の電化費用を抑えることであり、そのためにヒートポンプの運転コストを低くすることを目指している。