ロンドンに本社を置くスタートアップ企業であるHuman Native AI、シードラウンドにて280万ポンドの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.21
ロンドンに本社を置くスタートアップ企業であるHuman Native AIは、最近、280万ポンドのシードファンディングを獲得し、AI産業の健全なデータ利用基盤の構築を目指している。
Human Native AIは、AI企業とデータ保有者のデータライセンス取引を仲介するマーケットプレイスを構築している。最近、OpenAIがアトランティック(The Atlantic)、ボックス(Vox)などのメディアとライセンス契約を結んだことからも分かるように、AIトレーニング用コンテンツのライセンスには高い需要がある。
このマーケットプレイスは、AI企業が必要なデータにアクセスできるようにし、同時にデータ保有者に適切な報酬を提供する。創業者は、過去にGoogleのDeepMindプロジェクトに参加した際に、十分な量の高品質なデータを入手することが困難だった経験をし、他のAI企業も同じ問題に直面していることに気づき、会社を設立した。
データ保有者は、自身のコンテンツを無料でアップロードし、AI企業と収益分配やサブスクリプション契約を締結することができる。Human Native AIは、取引の仲介や著作権侵害の監視などのサービスを提供し、手数料を受け取る。