クラフトサケ醸造所を運営する稲とアガベ株式会社、観光庁「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択伴い、総額3億4,250万円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.10.31
秋田県男鹿市に拠点を置くクラフトサケ醸造所、稲とアガベ株式会社は、観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択され、総額3億4,250万円の資金調達を実施した。この資金調達は、男鹿市の地域振興と各社事業を推進を目的としている。
稲とアガベ株式会社は、旧東北電力ネットワークの社宅であった3棟の改修を行う。この改修により、「一棟貸し宿&ゲストハウスひるね」が整備され、2024年6月に開業予定である。この宿泊施設は、観光客や地域住民が利用できる場としての運営されることが期待されている。
また、稲とアガベグループの株式会社男鹿まち企画の港湾労働者宿舎を改修し「うみまちホテル」として再開発を行う。港湾労働者の長期滞在宿として利用されていたこの施設は、男鹿半島を訪れる観光客の拠点となる。2024年夏前に着工し、年内に工事完了を目指す。
さらに、同社グループの男鹿サケ蒸留所株式会社では、旧鉄工所の一部を蒸留所に改修する。これにより、「早苗饗蒸留所」が整備され、酒・食の関係人口を呼び込む拠点としてプロデュースされる予定である。テナントには酒粕を使ったジンの蒸留所やバー・シップ・イベントスペースが設けられ、2024年夏頃に着工予定である。
今回の資金調達の総額は3億4,250万円であり、内訳は以下の通りである。
• 稲とアガベ株式会社: 2,050万円
• 株式会社男鹿まち企画: 2億470万円
• 男鹿サケ蒸留所株式会社: 1億1,730万円
資金の調達先には、秋田銀行や日本政策金融公庫が含まれている。特に、秋田銀行は地元企業への積極的な支援を行っており、地域の振興に寄与している。
稲とアガベ株式会社とその関連企業は、観光庁の支援を受け、男鹿市の地域振興を目指している。