Infinite Reality、3.5億ドルの資金調達を実施し、Landvaultを4.5億ドルで買収

メタバース的な技術に取り組んでいるInfinite Realityは、3億5,000万ドルを調達し、Robloxゲーム開発会社のLandvaultを4億5,000万ドルで買収した。

Infinite Realityは、グローバルなテクノロジー、メディア、不動産に特化した民間のマルチファミリー・オフィスから3億5,000万ドルのマイノリティ投資を調達し、没入型プラットフォームと企業向けサービス技術に注力する同社の評価額を51億ドルに引き上げた。Infinite Realityの従業員数は約140名で、Landvaultの従業員数はわずか36名である。今回の投資は、負債ではなくすべて株式によるもので、Infinite Realityが先に発表したSPAC取引を完了させるという目標とは別の新たなものである。3億5,000万ドルは、同社がこの分野に大きなビジネスチャンスを見出しているため、成長を加速させるために直ちに投入される。

さらに、Infinite Realityは、フォーチュン500企業や政府機関向けの没入型技術とデジタルツインを専門とする技術企業Landvaultの4億5,000万ドルの買収を発表した。Landvaultはプラットフォームを構築しない。どのようなクライアントのウェブサイトにも統合できる、ウェブ用のホワイトラベル体験（3Dウェブサイト）を構築しており、これはInfinite Realityのビジョンとも一致している。Landvaultは、「メタバース」は目的地ではなく、よりダイナミックで魅力的なメディアへのインターネットの進化であると考えている。

この全株式の取引は、没入型デジタル環境の革命をリードするInfinite Realityの基盤を強固なものにする。今回の多額の投資による収益と、Landvaultの最先端ツールと高忠実度の仮想世界を構築する専門知識の統合は、革新的な空間コンピューティングとAIを活用した機能を提供し、ブランドがオーディエンスのエンゲージメントと収益化を向上させるリーダーでありたいというInfinite Realityの目標をサポートするものである。

没入型体験と人工知能が業界の形を変え続ける中、Landvaultは技術的進歩を推進する最前線に立っている。同社の一連のツールとインフラは、没入型体験の創造、ローカル・ドメイン・ホスティング、測定、収益化を可能にし、3Dインターネットの成長と拡張性を加速させると同時に、より多くのデータを企業の手に届ける。業界の先駆者として定評のある同社は、Mastercard、Standard Chartered、Hersheyなど、数え切れないほどの有名ブランドのために、120万平方フィート以上のバーチャル体験を構築してきた。買収後、 Landvaultの既存社員とクリエイティブ・チームはInfinite Realityのチームに加わり、継続性と優秀な人材の確保が保証される。Landvaultの中東におけるプレゼンスも引き続き運営され、iRのグローバルなフットプリントを拡大し、進行中のプロジェクトやクライアントとの関係をサポートする。またこの買収には、Landvaultの革新的なツールも含まれる。Landvaultは、ローカルおよびカスタムホスティングソリューションを顧客に提供し、ビジネスオーナーに独自のファーストパーティデータを取得・管理する権限を与え、ホスティングとデータを直接管理できるようにする。

またInfinite Realityは、SPACを通じた株式公開を計画している。さらにLandvaultは、没入型体験から収益を上げるために、ゲーム内広告やeコマースモジュールを含む包括的なマネタイズSDKを提供している。これらの機能は、Landvaultをこの分野のカテゴリーを定義する企業として確立する上で極めて重要であり、クライアントは忠実度の高いデジタル体験を効率的に構築、展開、収益化することができる。

Infinite Realityウェブサイト