サイバーセキュリティ関連のAIツールを開発するIntezer、シリーズCラウンドにて3300万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.17
サイバーセキュリティ関連のAIツールを開発するIntezerは、シリーズCラウンドにて3300万ドルの資金調達を行った。ノーワースト・ベンチャー・パートナーズがこのラウンドを主導し、インテル・キャピタル、オープンビュー、マグマ、サイバーアークの共同創設者アロン・コーエンを含む既存の投資家が参加した。
サイバー攻撃の手法はますます複雑化しており、企業や組織はこの脅威に対抗するための専門家を必要としている。しかし、世界経済フォーラムは、全世界で400万のサイバーセキュリティ職が埋まっていないことを指摘しており、この数字は今後5年間で8500万に増加する見込みである。
Intezerは、サイバーセキュリティプロセスを円滑にするための「メカニズム」を構築することに注力している。現在、数多くのセキュリティ製品が存在し、異常な活動を検知するための革新的な方法が提供されているが、これらの製品が生成するアラートの数は膨大で、セキュリティチームにとっては運用上、困難となることが多い。同社の自動化技術は、アラートのトリアージと調査を行うことができ、アラートを高優先度として扱うことで、実際に問題であるかどうかを判断する。これにより、人間が数時間かかる調査を、わずか2分で完了させることが可能になる。
このように、同社はサイバーセキュリティの分野における人材不足を解決するための重要な役割を果たしており、今後の展開に注目が集まる。