iSiP株式会社がAMED認定VCから総額2.3億円の資金調達

image credit:iSiP株式会社

iSiP株式会社がAMED認定VCから総額2.3億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2023.08.22

iSiP株式会社はAMED認定VCであるD3社をリード投資家として、第三者割当増資による総額2.3億円の資金調達を実施したことを発表した。

今回の調達で参画したのは、それぞれ日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)の2社である。バイオヘルスケアとAI双方において、深い造詣を持つD3 LLC(AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」認定VC)と、AIに造詣が深い日本を代表するAI特化型VCの株式会社ディープコアである。

iSiPは、AI・機械学習技術、物理シミュレーション技術、HPC技術の3つを組み合わせることで、AI創薬3.0をリードしている。AI創薬3.0は、標的情報が不足している標的への化合物設計にAI・機械学習技術と物理シミュレーションを、個人PCでも処理できるレベル技術であるHPC技術を応用することで、現在までのAI創薬2.0までの課題を解決することを目指している。

これまでの実績として、弊社は現在複数の困難かつ有望な創薬標的に向けた取り組みを展開しており、PAC1に対して、93%のヒット率で、40個以上の新規骨格化合物(アンタゴニスト)を取得している。

iSiPは、AI技術のプロダクトアウトベンチャーとしてではなく、製薬業界の課題解決を第一に、その手段としてAI技術を応用する、マーケットイン型の創薬ベンチャーである。今回の調達により、今後ともAI創薬3.0の研究開発を進め、AI創薬技術をコアにした新薬の開発に貢献していくことが期待される。