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JPYC株式会社、YTFUNDを引受先とするJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.05.09
日本円連動ステーブルコイン『JPYC』を取り扱うJPYC株式会社(東京都千代田区、代表取締役:岡部 典孝)は、Yield Technology投資事業有限責任組合(投資決定委員:田中 悠斗、以下、YTFUND)を引受先とするJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施した。
YTFUNDは、AIやブロックチェーンなど最先端技術の製品・サービス実用化などを目指しているスタートアップを中心に投資を行っている。
JPYC株式会社は2021年1月27日より1JPYC=1円で取引される日本円連動ステーブルコイン「JPYC」の発行を開始した。
2024年5月には27億円を超えるJPYCを発行し、日本円ステーブルコインの国内流通量としては発行当初から現在に至るまで99%以上のシェアを占めている。(※CoinGecko、CoinMarketCapなどからの推計)
今後web3の社会実装が進み電子決済手段としてのステーブルコインの使用シーンが拡大しつつあるなか、YTFUNDを引受先としたJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施した。
JPYCはステーブルコインやNFTをはじめとしたweb3技術を活用し、新しいインフラ構築を進めている。
新しい金融インフラとなるステーブルコインではセキュリティ対策の強化が重要であり、より安全かつ信頼性の高いサービス提供が求められる。
このブロックチェーンやセキュリティでの取り組みを支援するYTFUNDからの出資は、ステーブルコインを用いた新しい金融インフラの成長と技術の進化に大きな後押しとなる。
JPYCは、現在は第三者型前払式支払手段として発行しているが、2023年6月に施行された改正資金決済法に基づき資金移動業、電子決済手段等取引業のライセンス取得を目指している。
調達資金は、自己資本の増強と内部体制の強化、当社サービスの企画・開発・運営に充てる予定である。