Juaが1,600万ドルを調達、天候から始まる自然界の基礎的AIモデルを構築へ

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Juaが1,600万ドルを調達、天候から始まる自然界の基礎的AIモデルを構築へ

uniqorns編集チーム 2024.02.05

大規模なAIモデルは、生成型人工知能サービスの基盤としてスマートフォンの開発におけるオペレーティングシステムと同じくらい重要な存在となっている。スイスのスタートアップ、Juaは、AIが物理世界でどのように活用されるかの新たなフロンティアを構築するという野心を持ち、このパラダイムを使用している。そのために1600万ドルを調達し、本質的には自然界のための大規模な「物理」モデルを構築する予定である。

同社はまだ非常に早い段階にある。最初のアプリケーションは、エネルギー産業に関連する天候と気候パターンのモデリングと予測である。これは近々ローンチ予定である。同社のモデルを活用する予定の他の産業には、農業、保険、交通、政府などが含まれる。

このシードラウンドには、468 Capitalとthe Green Generation Fundが共同リードし、Promus Ventures、Kadmos Capital、Flix Mobilityの創業者、Session.vc、Virtus Resources Partners、Notion.vc、InnoSuisseも参加している。

CEOのAndreas BrennerとCTOのMarvin Gablerが共同設立したJuaは、気候変動と地政学の「不安定性」が、エネルギーや農業などの産業で働く組織に、より正確なモデリングと予測のニーズを生み出していると述べている。2023年は、米国の国立環境情報センターによれば、気候災害の高水準の年であり、数百億ドルの被害をもたらした。現在の状況から、組織が計画ツールを持つ必要性や、そのデータを利用する市場アナリストなどのためのより良い予測ツールに対する需要が高まっている。
これは、ある意味では新しい問題ではなく、技術者たちがすでにAIで取り組んできた問題でもある。