Juro Sciences株式会社、シリーズAにて7.5億円の資金調達を完了
uniqorns編集チーム 2024.04.15
低活動膀胱(underactive bladder; UAB)に対する革新的なソリューションを提供するバイオテック企業であるJuro Sciences株式会社(本社:横浜市中区、代表取締役:長袋 洋)は、今回、みやこキャピタルをリード投資家とし、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズの4社が運用するファンドを引受先とした第三者割当増資により7.5億円のシリーズA資金調達を完了した。
今回の資金調達により、UAB治療に革命をもたらす有望な前臨床候補薬SFG-02の開発を加速させる。
UABは、加齢や中枢または末梢の神経障害などにより膀胱の収縮力が低下することにより、膀胱充満感の低下、排尿量の減少、尿勢低下、頻尿、尿失禁、尿閉、頻回の尿路感染症等の症状を呈する世界中で数百万人が罹患しているアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患である。同社の優れたアプローチにより、UABに寄与する根本的なメカニズムを標的とすることで、最適な治療法を提供することを目的としている。
同社代表取締役である長袋洋は、今回の資金調達により、SFG-02の前臨床及び臨床開発を進め、UAB患者にとって切望されている画期的な治療法の提供に近づくことができるとしている。
SFG-02は、当社の創薬における広範な専門性を活用し、新たなドラッグデリバリーシステムと標的治療メカニズムを組み合わせることで、副作用を最小限に抑え、有効性を最大化する。同社は、質の高い研究開発、各種規制の遵守、対外的な戦略的パートナーシップへ強くコミットしており、新たなUAB治療法の追求する最前線に立ち続ける。
Juro Sciences株式会社は、UABに対する革新的な治療法の開発に専念するバイオテック企業である。最先端の科学と患者中心のアプローチを活用し、UABで悩んでいる患者の症状を改善し、QOLを高めることにコミットしている。
SFG-02は、UAB治療薬として開発中の革新的な非経口製剤による新規低分子酵素阻害剤である。複数の前臨床試験において、分子標的に対する高い選択性と、UAB動物モデルにおける最適な有効性が示された。これまでに得られた非臨床毒性・安全性および薬物動態の試験結果は、IND申請および健康成人を対象とした第1相試験の開始を支持している。