Kapitalが資金調達で1億6,500万ドルを確保、ラテンアメリカの中小企業に財務的な透明性を提供

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Kapitalが資金調達で1億6,500万ドルを確保、ラテンアメリカの中小企業に財務的な透明性を提供

uniqorns編集チーム 2023.12.14

Kapitalは、ラテンアメリカの中小企業に財務的な透明性を提供するために、さらに4000万ドルのシリーズB資金調達と1億2,500万ドルの債務資金調達を行った。シリーズBはTribe Capitalがリードし、Cervin Ventures、Tru Arrow、MS&AD Ventures、Alumni Venturesなどのバッカーも参加した。

これは、メキシコシティを拠点とする企業にとって、今年2回目の投資である。以前は2023年5月にカバーした、Kapitalの2000万ドルのシリーズA(その中には4,500万ドルの債務も含む)である。

Rene SaulとFernando Sandovalは、2020年にKapitalを共同設立し、大企業が持つような小規模ビジネス向けの財務的な透明性を提供している。これにより、顧客はビジネスの運営とキャッシュフローをリアルタイムでアクセス・管理することができる。同社はまた、AIを使用して小規模ビジネスローンの信用判定も行っている。

2023年、Kapitalの顧客基盤はメキシコ、コロンビア、ペルーの80,000社の中小企業に成長した。また、9月にはすでに65,000人の顧客を抱えていたBanco Autofin Mexico S.A.を買収した。Kapitalは利益を上げ、過去1年間で収益を6倍に増やした。

Saul氏は、新たな資金を研究開発と技術開発に投入し、特にクロスボーダーオファリングを強化し、顧客向けの洞察を提供するための製品スイートを拡大することを意図している。Kapitalが加速させたい領域の一つは、ビジネスの顧客が異なるベンダーを選択することで利益を改善する方法を知るための予測分析技術である。