KKBoxが4,000万ドルを調達、MyMusicを買収し上場へ
uniqorns編集チーム 2023.09.21
KKBox(ケーケーボックス)は、プレ IPO ラウンドでチュンファテレコムやトレンドマイクロなどから4,000万ドルを調達した。KKBoxは、KKBOXやKKStreamなどのサービスを提供しており、KKTVやKKLIVEはKK Cultureグループに所属している。KKBoxは今年の第4四半期に台湾で上場する予定である。
KKBoxは、戦略的投資家としてKDDIやシンガポールの政府系ファンドGICを迎えた。今回の資金調達は、国際事業領域、製品アプリケーション開発、技術人材育成などの推進に充てられる。
KKBoxは、Chunghwa Telecomとも提携しており、KKBOXのトップチャートと音楽ショーケースの5Gサービスでも協力している。中華電信の社長であるShui-Yi Kuo氏は、KKBoxの成長可能性を評価し、増資額を決めたと述べている。
また、Taiwan Mobileとも提携し、KKBOXとの戦略的提携を発表した。KKBoxの親会社であるKK Companyは、Taiwan Mobileの子会社Taiwan Kuro Timesを3,000万ドル以下で完全買収することに合意し、さらにTaiwan MobileはKK Companyの増資に1,500万ドル参加することを決議した。
KKBoxがMyMusicを買収し、MyMusicの加入者はKKBoxの加入者となる予定である。台湾の音楽消費動向調査によると、有料音楽ストリーミングの利用者の数は増えており、KKBoxはその中で34%のシェアを持っている。
KKBoxは、今年の第4四半期に台湾で上場し、さらなる成長を目指している。