アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトを運営するKKday、総額約7,000万ドル(約100億円)の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.12.05
アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトを運営するKKdayは、このたび、総額約7,000万ドル(約100億円)の資金調達を完了した。
本調達は、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、台湾「国家発展基金」、およびZUU & De Capital Fund、彰銀創投、ダーウィン・ベンチャーズからの出資、ならびに複数の金融機関からの信用枠が含まれている。
KKdayが提供する旅行業専用の予約管理システム「rezio」は、世界5,000以上の事業者に採用されており、2021年から日本市場に展開した本サービスは、既に日本国内の1,000以上の観光事業者に導入されている。このSaaSシステムは、オンライン予約、在庫管理、決済、電子チケット管理を一元化し、観光事業者の業務効率を大幅に向上させている。
日本市場への投資をさらに強化しており、日本最大の宿泊予約プラットフォーム「じゃらん」と提携し、インバウンド旅行者がKKdayの予約システムで約10,000件の宿泊施設の予約が可能となった。また、「食べログ」との提携により、KKdayユーザーが42,000軒以上の日本の人気レストランをKKdayプラットフォーム内で予約できる環境を整備した。このように、旅行者は宿泊・食事・アクティビティをワンストップで予約でき、利便性を高めるだけでなく、行列に並ぶことなく日本旅行や日本での食体験をスムーズに楽しむことが可能となった。
これらの戦略的提携により、KKdayは日本旅行のエキスパートとしての評判をさらに強化し、一般的な観光体験を超えた本格的で高品質な日本の体験を世界中の旅行者へ提供していく。
今回調達した資金は、KKdayのさらなる成長計画を加速させるために、アジア太平洋地域での合併・買収(M&A)を進めることで市場でのポジションを強化し、テクノロジーの優位性を保つために、AIや研究開発に多大な投資を行う方針である。さらに、今後も優秀な人材の採用を積極的に進め、利便性に優れた旅行テクノロジーサービスをさらに拡充していく計画である。