「IDTech」を展開する株式会社Kort Valuta、総額約5億円によるシリーズA資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.07.01
株式会社Kort Valutaは、2024年6月に株式会社Agrisusとその他の投資家を引受先とする第三者割当増資で、総額5億160万円のシリーズA資金調達を達成した。これにより、累計調達額は21億4,660万円となる。
また、2023年には健康管理機能付きのリング型ウェアラブルデバイス「TwooCa Ring」を発表し、Visaのタッチ決済に対応した。さらに同年11月には資金移動業者への登録を完了し、新たな事業領域「IDTech」の展開に向けて準備が整う。そして来期に向けて更なるサービスの拡充を目指し、第三者割当増資を実施した。
以下、Kort Valuta社のサービスの紹介
・TwooCa: Visaプリペイドカードをアプリで即時発行。セブン銀行ATMや銀行振込で入金可能。物理カードも取得可能で、Visa加盟店で利用可能。企業では社員証としても利用可能。
・TwooCa Ring: 決済と健康管理が一体化したリング型ウェアラブルデバイス。顔認証や指紋認証不要で、スマートフォン不要のシームレスな決済体験を提供。健康状態もリアルタイムで管理可能。
・TwooCaコンシェルジュ: ユーザーのデータ解析に基づき、新しい与信の在り方を提案。個々のニーズに応じた自由な金融的選択肢を提供し、Well-Beingエコシステムの構築を目指す。
Kort Valutaは、分散型社会の実現を目指し、特に一次産業に焦点を当てている。農業技術の革新とその評価向上を目指し、株式会社Agrisusとの連携を通じて、分散型農業の推進を推し進める。また、資金移動業のライセンス取得やデジタルペイロールの導入に向けた取り組みを進め、キャッシュレス決済の便利さを従業員に提供していく。更に、自社ステーブルコインの発行を計画し、地域通貨の形成も今後視野に入れている。