KYP.aiが欧州有数のディープテックVCから1,870万ドルを調達

KYP.aiは、ドイツ・ケルンで設立されたヨーロッパの生産性最適化ソフトウェアのスタートアップであり、OTB Venturesをリード投資家として、42CAPや米国の投資家であるTola Capitalと共に、約1,870万ドル（1,750万ユーロ）のシリーズA資金調達ラウンドを発表した。

KYP.aiは、ユーロ、アジアを含む既存の大規模な顧客基盤を拡大するための資金を使い、新たな生成AIモデル、アプリ、エージェント、ツールの採用を支援する。

KYP.aiの主力ソフトウェアプラットフォームは、「Productivity 360°」と呼ばれ、ビジネスタスクの理解と自動化を支援するための安全なウェブアプリ管理ツールである。同プラットフォームは、プロセスの発見を通じてクライアント企業のデータインフラストラクチャーを分析し、データが組織とアプリを通じて移動する際の各種変化を安全に解析する。

その後、KYP.aiのツールは、自動化ツールを使用して解決可能なブロックや非効率性を特定し、クライアント管理者に提案する。さらに、組織内の繰り返しの手間のかかるタスクを「ヒートマップ」として表示し、自動化による時間とコストの節約の機会として視覚的に提示する。

KYP.aiはまた、企業の顧客が新しい生成AIモデルを採用するのを支援しており、Gen AIスペースでの効率を実現するためのコンサルタントとしての役割も果たしている。

KYP.aiの顧客には、DHL、Mindsprint BPS、Hollard、Qinecsa、Allied Global、Aloricaなど、さまざまなセクターでの注目すべき企業が含まれている。