「低遅延AIアプリケーションファイアウォール」を開発するLakera、シリーズAラウンドで2000万ドルの資金調達を実施

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「低遅延AIアプリケーションファイアウォール」を開発するLakera、シリーズAラウンドで2000万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.24

生成型AIアプリケーションを悪意のあるプロンプトやその他の脅威から保護する技術を構築しているスイスのスタートアップであるLakeraは、欧州のベンチャーキャピタルファームであるアトミコが主導するシリーズAラウンドで2000万ドルを調達した。また、リード投資家であるアトミコのほか、DropboxのVC部門、Citi Ventures、Redalpineらもこのラウンドに参加している。今回の調達資金を活用し、米国でグローバルに事業を拡大する準備を整えている。

Lakeraの中核となる技術は、「低遅延AIアプリケーションファイアウォール」として位置づけられており、生成型AIアプリケーションへのトラフィックを保護するものである。同社の初の製品であるLakera Guardは、Hugging Faceでホストされている公開されている「オープンソース」データセット、社内の機械学習研究、そしてGandalfというインタラクティブなゲームを含むさまざまなソースからのインサイトを集めたデータベースに基づいている。このゲームは、ユーザーが秘密のパスワードを明かすように騙すことを試みるものであり、レベルが進むにつれて難易度が上がる。しかし、これらのインタラクションは、Lakeraがプロンプト注入攻撃をカテゴリに分ける「プロンプト注入分類法」を構築するのに役立っている。

Lakeraウェブサイト