人工衛星などの宇宙機用推進系(エンジン)を開発・製造するLetara株式会社、総額2.75億円の資金調達を実施

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人工衛星などの宇宙機用推進系(エンジン)を開発・製造するLetara株式会社、総額2.75億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.26

人工衛星などの宇宙機用推進系(エンジン)を開発・製造する北海道大学発宇宙スタートアップのLetara株式会社は、インキュベイトファンド株式会社(東京都港区)が運営するファンド、NES株式会社(東京都港区)が運営するファンド、豊田合成株式会社、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)を引受先とし、総額2.75億円の資金調達を実施した。この資金調達には、J-KISS型新株予約権の発行と三井住友銀行からのベンチャーデットが含まれている。
今回調達した資金を活用して、北海道滝川市に自社の開発製造拠点を整備していく予定である。

Letara株式会社は、プラスチックを燃料にした高推力・安全・安価なロケットエンジンの開発を行っている。宇宙空間での推進システムの安全性と高推力を両立させるという点で注目されており、これにより、より多くの宇宙機が遠くの宇宙に移動することが可能となり、人類の活動圏が拡大することが期待されている。
また、今回調達した資金を活用して、北海道滝川市に自社の開発製造拠点を整備する予定であり、それに伴い研究開発の速度を劇的に加速するとともに、製造が開始した際には短納期も実現し、将来的には量産体制を構築することで製造コストの低下も目指していく。

Letara株式会社ウェブサイト