lex、作家のブロック克服を支援するAIライティングツールに275万ドルを調達

AI（人工知能）技術を用いたライティングツール「Lex」の開発を手がけるLex pageが、True Venturesをリードとする出資者から275万ドルを調達した。
Lexは、米Every社のスピンアウト企業として発足した。Every社は、テクノロジーやプロダクティビティに関するサブスクリプションメディアサービスを手がける。

Lexは、AI技術を取り入れた「モダンなライティングツール」と位置づけられる。同社のCEOであるNathan Baschez氏によれば、AI技術はライティングツールの改善の歴史を継続しているものであり、現在のライターの多くはAI技術を利用していないという。

Lexは、ユーザーが使いやすいインタフェースを提供し、AI技術を活用することで、ユーザーのストレスが解消されるような機能を目指している。具体的には、AI技術を活用し、ユーザーが停滞したときには、GPT-3が次に来るべき内容を自動で埋める機能を提供する。また、コメント欄でAIに質問することも可能である。

Lexは、AI技術の活用によって、ライティングツールの改善を目指す。同社は、現在のところ、ユーザーの投稿をトレーニングデータとしては利用していないという。今後は、自社のモデルのトレーニングに利用する可能性があるが、その際にはユーザーに十分な説明を行い、プライバシーに配慮するとしている。

Lexは、これまでに約25000人のユーザーを獲得したと報じられている。同社は今後、有料サービスを提供する予定である。同社は、SaaS企業としてのビジネスモデルを採用することも検討しているという。