Lightmatter、シリーズDラウンドにて4億ドルの資金調達を実施

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Lightmatter、シリーズDラウンドにて4億ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.10.16

Lightmatterが、シリーズDラウンドで4億ドルの資金を調達した。この調達により、同社の企業評価は44億ドルに達した。
これにより、AI向けのフォトニックチップの生産を拡大し、データセンターへの展開を目指すために資金を活用する予定である。さらに、同社は米国とカナダにおいて200名の従業員を増員する計画である。この資金調達ラウンドは、T. Rowe Priceがリードし、FidelityやAlphabetの投資部門であるGVなどの既存の投資家も参加した。

Lightmatterは、フォトニックコンピューティングチップの専門企業であり、光を利用して計算の速度と効率を向上させる技術を開発している。シリコンフォトニクスを活用することで、同社のチップは計算を行い、データを転送することができる。この技術は、従来の方法からのシフトであり、テクノロジーの巨人たちからの注目を集めている。

フォトニックコンピューティングは以前から概念として存在していたが、スケールで実用化することは困難であった。Lightmatterのイノベーションは、ムーアの法則や従来のスケーリングの制約を超えたものであり、AI時代に特化したより速く、エネルギー効率の良いプロセッサを実現することを目指している。

Lightmatterウェブサイト