海運・物流業界向けのコミュニケーションプラットフォームを提供するLogipeace、シードラウンドにて約1.1億円の資金調達を実施

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海運・物流業界向けのコミュニケーションプラットフォームを提供するLogipeace、シードラウンドにて約1.1億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.10.02

海運・物流業界向けのコミュニケーションプラットフォームを提供するLogipeace(株式会社ロジピース)は、ジェネシア・ベンチャーズをリード投資家として、九州オープンイノベーション2号投資事業有限責任組合およびひょうご神戸スタートアップファンドから1百万シンガポールドル(約1.1億円)のシードラウンド資金調達を完了した。

Logipeaceのミッションは、「新しい技術で物流業界をより幸せに、より健康的に、持続可能なものにする」である。設立当初から世界に目を向け、レガシー産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるために、積極的に新たな挑戦を行っている。今後の展望として、海運業界における情報の効率的な管理と共有が求められる中で、Logipeaceはそのニーズに応えるためにさらなる機能を追加し、プラットフォームの進化を続ける。

海運市場の規模は52兆円に達し、多くの関係者が日々連携をしながら世界のサプライチェーンを支えている。しかし、海運業界は情報の断片化やコミュニケーションの非効率性という課題に直面している。Logipeaceは、これらの課題を解決するために、All-in-Oneのコミュニケーションプラットフォーム「Shipeace」を提供している。このプラットフォームは、関係者がリアルタイムで情報を共有し、状況を把握することを可能にし、業務の効率化を図る。

Shipeaceは、社内外の関係者がいつでもどのデバイスでも情報を確認し、アップデートできる機能を持っている。これにより、情報共有にかかる時間を削減し、本業に集中することが可能となる。また、従来の紙ベースのチェックリストもプラットフォーム上で管理できるようになり、サステナブルな業務運営を実現する。上司への承認依頼もワンクリックで可能となるため、業務のストレスを軽減し、快適な作業環境を提供する。

Logipeaceの最終的な目標は、生成AIを活用した物流オペレーション業務のセミオート化である。「AI提案×人間の判断」を組み合わせることで、よりスムーズなオペレーションを実現することを目指している。Shipeaceの導入により、各社の知識を一つのプラットフォームで共有し、生成AIのアウトプットを生み出す基盤が整いつつある。将来的には、外国人労働者を含む多様な人材が活躍できる環境を創出し、人材不足という課題の解決に寄与することを目指している。

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