ロサンゼルス拠点のスタートアップGrayMatter、シリーズBラウンドにて4,500万ドルの資金調達を実施

Image Credits: GrayMatter

ロサンゼルス拠点のスタートアップGrayMatter、シリーズBラウンドにて4,500万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.20

ロサンゼルス拠点のスタートアップであるGrayMatterは、AIを搭載したロボットによる製造業の難題に取り組んでおり、シリーズBラウンドで4500万ドルの資金調達を発表した。これにより、同社の総調達資金は7,000万ドルに達した。Wellington Managementをリード投資家とし、複数の新規および既存の投資家も参加した。

GrayMatterは、従来のロボットが対応できない、部品の多様性や変動性の高い製造環境において、自己プログラム化とハイミックス、ハイバリアビリティの取り扱いを可能にする「物理学に基づいたAI」を先駆けて開発している。同社は2020年の立ち上げ以来、大きな成長を遂げている。

GrayMatterは、高ミックス、高バリアビリティの製造に従事する企業向けに、フットボールヘルメットから航空宇宙機器まで、あらゆる製品の表面処理や仕上げ作業を労働集約的に処理できるロボットソリューションを提供している。これにより、人手作業による能力と品質の問題を解決している。同社のロボットは、高レベルのタスク説明から自己プログラム化され、観測されたパフォーマンスに基づいてプロセスパラメータが適応され、自律的に望ましいタスクを実行する。この自己プログラミングはわずか数分で完了し、ロボットは高い一貫性とスピードで生産を開始する。

GrayMatterは、この資金を活用してLAチームを拡大し、さらなるユースケースに向けた次世代AIロボットセルを開発する計画である。

GrayMatterウェブサイト