医療画像AIを活用した疾患予防システムを開発する株式会社エム、シリーズAファーストクローズにて2億円の資金調達を実施

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医療画像AIを活用した疾患予防システムを開発する株式会社エム、シリーズAファーストクローズにて2億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.09.17

株式会社エムは、シリーズAファーストクローズとして、2億円の資金調達を実施した。この調達により、累計調達額は5億円に達した。この資金は、脳の健康評価サービス「MVision health」の機能拡張や全国の医療機関への普及拡大、さらに新たな受診者向けソリューションの開発に充てられる予定である。

株式会社エムは、医療画像AIを活用した疾患予防システムの開発に取り組むスタートアップである。具体的には、人間ドックや健診で撮影されるMRIやCTの画像解析を行い、認知症やフレイルといった健康寿命を脅かす疾患のリスク情報を提供することを目指している。既に首都圏を中心とした60以上の医療機関に採用されており、大手医療法人や大学病院の健診センターからも高い信頼を得ている。これにより、株式会社エムは全国、さらには世界においてもこのサービスを普及させ、認知症やフレイルの未病段階での予防、人々の健康寿命の延伸を実現することを目指している。

今回の資金調達は、エムが提供する「MVision health」の機能拡張に直結するものである。このサービスは、デジタルヘルスケアとヘルスデータの活用が急速に進む現在のトレンドを踏まえ、疾患リスクの可視化を手掛けるものである。特に、食品、製薬、フィットネス、保険などの産業と連携し、健康維持や疾病予防に関するトータルソリューションを提供することが期待されている。

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