Matterが1回の洗濯でマイクロプラスチックを除去するフィルターを開発し、1,000万ドルを調達

マイクロプラスチックの問題を解決するスタートアップ、Matter社が、再利用可能なフィルターを使用した対策に向けて1000万ドルを調達した。このフィルターは、海に流出するマイクロファイバーを捕捉し、破壊を防止することができる。

Matter社は、消費者向けのフィルターである「Gulp」を、クラウドファンディングでリリースしたことで注目を集めていた。Gulpは、捕集されたプラスチックの微粒子を再利用することができ、捨てる必要がない。Matter社は今後、工業的規模でのフィルターの製造に向けて、今回調達した資金を投入していく予定である。

Matter社は、この問題に早期に取り組んでおり、今後は、フィルターの製造に加えて、洗濯機の製造メーカーとの提携なども視野に入れているという。

また、現在、トルコ、メキシコ、インド、スリランカでテストを実施しており、2025年には、あらゆるサイズのフィルターユニットを数百万台生産する予定である。