Mistral AI、Microsoftより1,600万ドルの資金調達
uniqorns編集チーム 2024.02.27
Mistral AIは、パリを拠点とするAIスタートアップで、基礎モデルに取り組んでいる。
同社は、新しい大規模言語モデルを発表し、チャットアシスタントとMicrosoftとの配信パートナーシップも発表した。
しかし、MicrosoftとMistral AIはそのニュースの一部を公開していない。
このパートナーシップの一環として、Microsoftはこのフランスのスタートアップに1,500万ユーロ(現在の為替レートで1,630万ドル)を投資している。
Microsoftによれば、この投資はMistralの次回の資金調達ラウンドで株式に変換されるとのことである。
この投資によるMistral AIの評価額は変わらない。
Mistral AIが次回の資金調達ラウンドで少なくとも評価額を維持できれば、MicrosoftはフランスのAI企業に対して1%未満の株式を所有することになる。
Mistral AIは、2023年12月の最新の資金調達ラウンドにおいて約20億ドルの評価額に達した。当時、同社はAndreesen Horowitzをリード投資家とし、約4億1500万ドルの資金を調達した。この会社は設立後わずか数週間で資金調達を実施した。
Mistral AIは、GPT-4やClaude 2などのトップモデルに匹敵する設計の大規模言語モデルを発表した。以前のMistral AIのリリースと異なり、Mistral Largeはオープンソースではない。開発者はMistral独自のAPIプラットフォームを介してモデルにアクセスすることができる。
また、Azureのモデルカタログを介してMistralのモデルにアクセスできるようになる。Microsoftのエコシステム内で活動したい顧客は、OpenAIのモデルに加えて別のオプションを持つことになる。MetaのLlamaモデルもAzureで利用可能である。
この投資により、MicrosoftはOpenAIの利益上限子会社とMistral AIの両方に投資家として参画している。