オランダを拠点とするAxelera AI、シリーズBラウンドにて6,800万ドルの資金調達を実施

オランダを拠点とするスタートアップ企業であるAxelera AIは、エッジでのコンピュータビジョン推論ワークロードを実行するためのAIPU（AI処理ユニット）を搭載したソリューションを開発している。同社は、ヨーロッパで最大のシリーズBラウンドで、Invest-NL Deep Tech Fund、European Innovation Council Fund、Innovation Industries Strategic Partners Fund、Samsung Catalyst Fundを含む主要な機関投資家がリードした、6,800万ドルの資金調達を実施した。

Axeleraは、既存のAIPUソリューションを新たな地域や市場に展開し、多様なAIワークロードの計算ニーズに対応するために新製品を追加するために、この資本を活用する。その際、Axeleraは大規模な需要を目撃しており、企業に対して効率とパフォーマンスを最大5倍向上させる製品を提供できるとしている。現在、AxeleraはFogsphere、XXII、System Electronicsなどの企業にMetis評価キットを出荷している。

Axeleraは成長戦略の一環として、自動車、デジタルヘルスケア、Industry 4.0、小売業、ロボット＆ドローン、監視などの主要な垂直市場を中心に、北米、ヨーロッパ、中東に拡大する予定である。これらの市場への進出はMetisがスタート地点であり、同社はさらに価格競争力のあるデータセンター向けのアクセラレータを展開する予定である。これにより、大規模なマルチモーダルモデルを含むジェネレーティブAIモデルの成長する計算ニーズに対応できるようになる。

Axelera AIウェブサイト