NOVIGO Pharma株式会社、シリーズA2ラウンドにて資金調達を実施

Image Credits: NOVIGO Pharma株式会社

NOVIGO Pharma株式会社、シリーズA2ラウンドにて資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.05.28

NOVIGO Pharma株式会社(福岡県福岡市、代表取締役:石濱航平)は、みらい創造二号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:株式会社みらい創造機構、東京都港区、代表取締役:岡田祐之)、JMTCヘルスケア投資事業有限責任組合(無限責任組合員:JMTCキャピタル合同会社、東京都中央区、職務執行者:浦田興優)、日新イーエム株式会社(東京都新宿区、代表取締役:丸田節雄)からの第三者割当増資により、シリーズA2ラウンドの資金調達を実施した。

NOVIGOは、次世代DDS技術を開発しているベンチャー企業である。今回の調達を得てイオン性脂質を用いた細胞外小胞とのハイブリッドの開発と実用化を推進していく。
NOVIGO は新たなイオン性脂質界面活性剤を用いたナノ粒子によって、核酸やタンパク質などの有効成分を細胞や細胞外小胞に内包する技術を開発し、その展開を進めている。 (細胞への有効成分導入) 本法を用いると従来は細胞内導入が難しかった抗体などのタンパク薬を細胞に導入できるようになるため、現在様々検討が進む細胞医療において細胞の機能化が可能になる。 (細胞外小胞への有効成分導入) 本法を用いると細胞外小胞(EVs)の内部に、新たに核酸やタンパク質を導入できる。ウィルスや他の導入法に比べて毒性懸念が低く、簡便且つ効率良く有効成分を導入可能である。生体由来であるEVsは従来の人工的なDDSでは送達・治療が困難な標的臓器(例えば脳内)への輸送・治療が期待され、注目されているモダリティである。本法はそうしたEVsの特性を生かしたDDSとしての応用に利用価値が高いものと考えられる。

今回の調達資金を得て、経営基盤の強化及びEVsを用いたDDSの実用化研究を推進し、製薬企業やアカデミアと適切なアプリケーションの開発を行うとともに、本法のプラットホーム展開を目指していく。

NOVIGO Pharma株式会社ウェブサイト