NTU傘下のAmperesand、シードファンドで1,240万ドルを調達

Image Credits: Amperesand

NTU傘下のAmperesand、シードファンドで1,240万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.02.09

Amperesand(アンペレサンド)は、シンガポールに拠点を置く電気インフラ企業で、シードファンドを1,240万ドル以上調達した。
この調達額は、Xora InnovationとMaterial Impactが共同リードしたラウンドによって実現した。また、日本の電子機器メーカーTDKのベンチャーアームであるTDK Venturesと、Foothill Venturesも参加した。

Amperesandは、Nanyang Technological University(NTU)でインキュベートされた企業であり、グリッドインフラソリューションの提供を行っている。そのシステムは、固体変圧器(SST)技術に基づいて構築されており、高周波トランスを使用して効率的な電力変換を実現している。

主な活用先としては、電気自動車の高速充電ソリューションやマイクログリッド、データセンターなどが挙げられる。これらのアプリケーションでは、大きな電力要件が求められるため、AmperesandのSSTシステムが効果を発揮する。

このシードファンディングにより、Amperesandは自社の技術を大規模に産業化し、製造することが可能になる。