ナッジ株式会社、シナジー追求を目的としたシリーズAにて30億円の資金調達を実施ー累計資⾦調達額は約50億円に
uniqorns編集チーム 2024.05.08
日本におけるチャレンジャーバンクを目指すナッジ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:沖田 貴史)は、TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史)と資本業務提携契約を締結し、新たなシリーズA株主として迎えた。
これにより、シリーズAラウンドにおける調達額は30億円を超え、デットファイナンスも含めた創業からの累計資⾦調達額は約50億円となった。
ナッジは、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」をミッションに、スマホネイティブな次世代クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を提供するFintech企業である。
2021年9月のサービス提供開始以来、フルクラウド・マイクロサービスというモダンなアーキテクチャを採用した技術基盤のもと、利便性の高いスマホ完結型のUXや体験価値を重視するデジタルネイティブ層の利用ニーズを重視したサービス開発を推進し、クレジットカード業界のイノベーションをリードしてきた。
シリーズAラウンドとしては、2022年6月のファーストクローズに続き、2022年10月に「KDDI Open Innovation Fund」「伊藤忠商事」「住商ベンチャー・パートナーズ」「三菱商事」「三菱UFJイノベーション・パートナーズ」「博報堂DYベンチャーズ」「ベルシステム24ホールディングス」「SMBCベンチャーキャピタル」「みずほキャピタル」「NOBUNAGAキャピタルビレッジ」といったシナジーの高い事業会社及び金融機関(いずれも傘下CVCを含む)を対象としたシリーズA追加調達を実施してきた。
今回、「Nudge」のサービスローンチ当初より、技術パートナーとして共同でサービス開発・提供を行っている「TIS」がOEM標準パートナーとして新たに株主に加わることで、次世代クレジットカード「Nudge」をさらに発展させるとともに、それを支える技術基盤である「Nudge Platform」の強化を図る。
そして、自社顧客だけではなく、プラットフォーム上のステークホルダー各社とのオープンイノベーションにより、未来の金融体験創出を強化していく。
メインカードとして利用を続けるユーザー数の増加に伴う運転資金需要には、三菱UFJ銀行からデットファイナンスによる調達も実施しているが未来の金融体験を生み出す次世代型金融機関にふさわしい財務基盤を構築するため、今後も、事業拡大にあわせ、必要な資金をエクイティ・デット両面で継続的に調達していく。
今回の資金調達により、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」というミッション達成に向けたプロダクト開発及び社内体制を強化し、Web3時代にふさわしい金融機関としてさらなる成長を目指していく。
具体的には、以下の点を強化していく。
1. プロダクト開発体制の強化
メインカードとしての基本機能の更なる強化に加え、より楽しくサービスを利用できるための新機能やサービス進化を迅速に行えるよう、プロダクト開発・サービス運用体制を強化していく。
2. 提携クラブとの連携を強化
「Nudge」の事業パートナーであるクラブオーナーへのマーケティング支援機能を一層強化し、ファンのエンゲージメント向上を目指すとともに、課金機能等の充実により、収益の多層化に貢献する。
3. オープンイノベーションと人的交流の促進
株主各社を中心とした大企業との積極的なオープンイノベーションをさらに加速し、スタートアップ間での事業連携も一層強化していく。
上記を踏まえた事業拡大に合わせ、第二創業メンバーとしての採用も強化している。