オープンデータレイクハウス技術のベンダーであるOnehouse、シリーズBラウンドにて3,500万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.26
オープンデータレイクハウス技術のベンダーであるOnehouseは、新たな資金調達により商業およびオープンソースの取り組みを拡大して、インターオペラブルなデータレイクテクノロジーを実現しようとしている。同社はCraft Venturesをリードとする3,500万ドルのシリーズBラウンドの資金調達を発表した。このラウンドにはAdditionとGreylock Partnersも参加している。
この資金調達の目的は、製品開発と市場進出を加速させることである。この最新のラウンドにより、Onehouseの総資金調達額は6,800万ドルとなった。初期のシードラウンドで800万ドル、2023年2月に発表された2,500万ドルのシリーズAラウンドに続くものである。Onehouseは、元々ライドシェア会社Uberで開発されたオープンデータレイクテーブル形式のApache Hudiにそのルーツを持っている。
新たな資金調達により、OnehouseはXTableの開発に貢献し続けるとともに、異なるテーブル形式、データカタログ、クエリエンジン、クラウドプロバイダを使用するためのインターオペラブルなプラットフォームであるUniversal Data Lakehouseを進化させる。
現在、Apache Hudi 1.0の新バージョンの開発が進行中であり、新しい並行性モデルや非構造化データのサポートを実現するための作業が行われている。Apache Hudi 1.0の近日中のベータリリースには、新しいセカンダリインデックスシステムが含まれ、非主キーでのインデックス作成とそれらのインデックスを使用したクエリのフィルタリングが可能になるとしてる。
さらに興味深いことに、ベクトルサーチインデックスのサポートを拡張可能なインデックスサブシステムに追加するための作業が進行中である。これにより、データレイク内のデータに対してベクトルおよびテキスト検索が可能になる。目標は、Hudiをよりデータベースのレイヤーに近づけることであり、インデックス作成、クエリプランニングの改善、データレイク上でデータベースのようなエクスペリエンスを提供することである。