PIAZZA株式会社、1.2億円を調達し、総額は4.8億円に。新たな投資家を迎え、デジタルとリアルの融合による街づくりを加速

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PIAZZA株式会社、1.2億円を調達し、総額は4.8億円に。新たな投資家を迎え、デジタルとリアルの融合による街づくりを加速

uniqorns編集チーム 2023.07.19

デジタルとリアルが結びつき、人々が互いに支え合うコミュニティを構築することを目指しているPIAZZA株式会社(代表取締役CEO:矢野晃平)は、三井住友海上キャピタル株式会社などの既存投資家からの追加投資とともに、株式会社NCBベンチャーキャピタル、株式会社CARTA VENTURES、JR東日本スタートアップ株式会社などの新規投資家を迎え、1.2億円の資金調達を実現した。これにより累計調達総額は4.8億円となる。調達した資金は、コミュニティの拡大と地域DXを推進し、「支え合える街」を加速させるため、人材の採用とプロダクト開発に活用する。

地域コミュニティの希薄化は現代社会の課題であり、特に親族と離れて暮らす人々や地域とのつながりが薄い人々が増加している現状を鑑みれば、地域との接続を可能にする仕組みの確立は必要不可欠だ。PIAZZAは、リアルなコミュニティ施設の企画・運営と地域コミュニティアプリ「ピアッザ」の開発・運営により、「人々が支え合う街づくり」を実現しようと取り組んでいる。

また、地域活性化の一環としてデジタルとリアルの融合に取り組み、全国57の自治体と提携。地域コミュニティプラットフォーム「ピアッザ」を通じて、住民間のコミュニケーションをリアルタイムでつなげるとともに、アプリ内の人気機能「お譲り」投稿数は222%増加と、コミュニケーションの活発化を遂げている。

さらに、地域住民向けの広告出稿可能なローカルプロモーション事業による売上は前年比180%増、自治体との連携数は57と成長を続けている。

今後PIAZZAは、デジタルとリアルを両輪とした取り組みを進め、地域の人々への出逢いと繋がりを提供するコミュニケーションの基盤を構築することを目指している。また、街のリソースを公開し、「資産」を通じて人々が支え合う街のプラットフォームを作り上げることを視野に入れている。これを達成するためには人材採用やプロダクト開発、地域とのパートナーシップ強化などが不可欠であり、新たに調達した資金はそのために使用される予定である。

PIAZZAはまた、現状の都市生活における問題に取り組むため、デジタルテクノロジーとフィジカルなリアルな結びつきを通じて、都市のライフスタイルを再設計しようとしている。これにより、PIAZZAは個々の街の特色を尊重しながらも、人々がより健康的で、より持続可能な方法で生活できるようにすることを目指している。

今後もPIAZZAは、「人々が互いに支え合うコミュニティ」の構築を通じて地域の活性化に取り組み、地域住民の幸福度向上に貢献していくことで、社会的な価値を生み出していく予定である。

地域コミュニティの希薄化を防ぎ、人々が安心して生活できる街づくりを推進するPIAZZAの活動は、地域に根ざした新たな可能性を示すものであり、その試みは今後も注目されることだろう。