AI通訳機を提供するポケトーク株式会社、3億円の資金調達を実施ー累計調達額は58.3億円に
uniqorns編集チーム 2024.10.17
ポケトーク株式会社は、松竹株式会社から3億円の資金調達を実施した。これにより同社の累計調達額は58.3億円に達した。
この資金調達は、訪日客が増加する日本国内において、同社が開発・販売する「ポケトーク」シリーズを導入し、歌舞伎鑑賞の多言語対応と東銀座エリアの活性化を目指すものである。
ポケトーク株式会社は「言葉の壁をなくす」というミッションを掲げ、相手の言葉を話せなくても互いに自国語のまま対話できる世界の実現を目指している。
最新機種「ポケトークS2」は2024年10月に販売を開始し、74言語を音声・テキストに翻訳し、11言語をテキストのみに翻訳する機能を持つ。従来機種より通信可能な国と地域が拡大し、170以上の国と地域で利用可能である。さらに、バッテリー持続時間も改善され、様々なシーンでの使用が可能となった。
「ポケトーク アナリティクス」との連携により、セキュリティ面も強化されており、個人利用だけでなく、企業や団体、自治体での導入にも安心して使用できるようになっている。
「ポケトーク ライブ通訳」は、リアルタイムで10言語を74言語に翻訳し、まるで専属の通訳者がいるかのように相手の話を理解できるサービスである。インターネット接続が可能なスマートフォンやパソコン、タブレット端末で使用でき、オンライン会議だけでなく対面でも使えるという大きな特長を持つ。
「ポケトーク カンファレンス」は、聞き手側のソフトウェアインストールが不要で、多言語の会議をAI技術で簡単に通訳できるソフトである。聞き手は自身のスマートフォンからQRコードを読み取るだけで、登壇者の言語を74言語に同時通訳することが可能である。
同社は訪日客の増加による多言語対応の需要拡大に応えるため、様々な国や地域の人々が深くわかり合うことができる世界の実現を目指している。