Procurifyが新たな資金調達を受けて、調達のためのAIツールへの投資を行う

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Procurifyが新たな資金調達を受けて、調達のためのAIツールへの投資を行う

uniqorns編集チーム 2023.10.17

カナダのスタートアップ企業Procurifyは、企業の調達を簡素化するツールを提供するプラットフォームで知られている。このプラットフォームには、エンタープライズ調達の煩わしさを軽減するためのツールがある。

Procurifyは、創業以来着実に成長し、シリーズBで2,000万ドル、今回のシリーズCではTen Coves Capitalをリードとする5,000万ドルの資金調達を行った。この資金調達には、カナダの輸出信用機関であるExport Development Canadaも参加している。

Procurifyは、カナダのバンクーバーに拠点を置いており、Aman Mann(CEO)、Eugene Dong(CTO)、Kenneth Loi(元CCO)によって共同設立された。2011年にブリティッシュコロンビア工科大学のビジネス管理プログラムで出会った彼らは、Dongの両親の地下室で会社のアイデアに取り組み始めた。

Procurifyは、調達ステップを一元管理するためのモジュールを提供している。顧客は、調達支出を再割り当てし、予測を調整し、"調達から支払いまで"のワークフローでのボトルネックを特定し、将来の調達の意思決定に役立つサプライヤー分析を実行することができる。

Procurifyは、AIも活用して、発注書や請求書の異常を検出し、確認のためにフラグを立てる。

Procurifyは、CoupaやSAP Aribaなどの既存の競合他社、調達管理機能を備えた企業リソース管理ソフトウェア(NetSuite)、PrecoroやZipなどの新興企業と競合している。調達ソフトウェア市場は、6.1億ドル以上に達している。

Procurifyは、700以上の企業を顧客に持ち、売上高は前年比100%増加し、新たなAI機能を市場に導入するために大規模な投資を計画している。

Procurifyは、現在170人以上の従業員を抱え、これまでに総額7,000万ドルのベンチャーキャピタルを調達している。シリーズCの資金は、AIの研究開発に加えて、一般的な拡大と新しい支払い機能の導入に充てられる予定である。