Pryonが1億ドルを調達し、企業データをインデックス化・分析

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Pryonが1億ドルを調達し、企業データをインデックス化・分析

uniqorns編集チーム 2023.09.19

Pryonは、エンタープライズの知識ベースから洞察を見つけ出し、回答を提供するためのAIパワードプラットフォームを開発しているスタートアップである
。本日、同社はThomas TullのU.S. Innovative Technology Fundをリードとする資金調達ラウンドで1億ドルを調達したことを発表した。

Pryonの創業者であるIgor Jablokov氏は、新たな資金をPryonの一般的な成長の支援、100人規模のチームの拡大、国際市場での存在感の向上、戦略的パートナーシップの拡大に活用する予定だと述べている。今回の資金調達により、Pryonの総調達額は1億3,700万ドルに達し、企業評価額は5億ドルから7.5億ドルになるとされている。

Pryonの創業前、Jablokov氏はIBMのマルチモーダルAI研究チームを率いていた。彼は、Amazonが2011年に買収したSiriのような音声認識スタートアップであるYapを創設するためにIBMを離れた。なお、Pryonの名前の由来は、Alexaの基盤となる音声エンジンのコードネームだった。
Pryonは音声アシスタントではないが、ある種のアシスタントである。

Pryonは、先述のKendraや企業固有の質問に対する回答を組み合わせるための知識ベースから情報を抽出するMicrosoft SharePoint Syntexなどと競合している。また、Hebbia、Kagi、Andi、Gleanなどのスタートアップも、クエリに対して特定のコンテンツを返すために機械学習モデルを活用している。

しかし、Pryonは非常に好調であり、年間繰り返し収益が「7桁」となり、「数十社」の大企業および公共部門のクライアント(Dell、Nvidia、Westinghouseなど)を獲得している。