インドのヘルスケアスタートアップであるQure.ai、シリーズDラウンドにて6500万ドルの資金調達を実施

Image Credits: Qure.ai

インドのヘルスケアスタートアップであるQure.ai、シリーズDラウンドにて6500万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.09.24

インドのヘルスケアスタートアップであるQure.aiは、シリーズDラウンドで6500万ドルの資金調達を実施した。この資金調達は、Lightspeed Venture Partnersと360 ONE Asset Managementが主導したものである。
この調達ラウンドには、メルク社のグローバルヘルスイノベーションファンドやKae Capital、そして既存の投資家であるNovo Holdings、Health Quad、TeamFundなどが参加している。

Qure.aiは調達した資金を使用して、米国および他の市場での事業拡大を目指している。具体的には、より良い病気検出のための生成AIモデルの改善や、潜在的な買収の検討を行う計画である。ヘルスケア業界におけるAIの重要性は増しており、Qure.aiはその中心的な役割を果たすことを目指している。

同社は2016年に設立され、ムンバイを本拠地としている。Qure.aiは、深刻な健康状態を検出し、管理するための技術を提供している。現在、同社は90カ国以上で3000を超える診断センターと提携しており、医療分野におけるAIの活用を進めている。このような取り組みは、医療の質を向上させ、患者の診断プロセスを迅速化することを目的としている。

同社の技術は、特に画像診断において優れた性能を発揮している。AIを活用して、胸部X線画像やCTスキャンを分析し、異常を検出する能力は、医療従事者にとって大きな助けとなる。これにより、診断の正確性が向上し、医療サービスの効率化が実現されている。

今後の展望として、Qure.aiはさらなる技術革新を追求し、医療現場におけるAIの導入を加速させる予定である。また、ヘルスケア業界内での協力関係を強化し、パートナーシップを通じて新たな価値を創出することを目指している。これにより、より多くの患者に対して質の高い医療サービスを提供できるようになる。

Qure.aiウェブサイト