脱炭素型のきのこ菌床製造技術開発に取り組む株式会社楽々、シードラウンドにて1.2億円の資金調達を実施

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脱炭素型のきのこ菌床製造技術開発に取り組む株式会社楽々、シードラウンドにて1.2億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.27

株式会社楽々は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズをリード投資家に、同社と株式会社ANOBAKAの二社を引受先とする第三者割当増資によりシードラウンドにて1.2億円の資金調達を実施した。これを契機に、株式会社楽々は世界的な社会問題を解決する為に多角化するビジネスモデルを、柔軟かつ包括的に推進する為にリブランディングに取組み、ライセンスや商品の海外展開も含めて推進していく。

株式会社楽々は、原料由来の土壌微生物による発酵を活用する脱炭素型のきのこ菌床製造技術を専用装置「マッシュファメンタシステム」の開発と特許取得により、販売の準備を行ってきた。 カーボンニュートラルによる温暖化対策、物流2024年問題に対応する地産地消の推進、農業者支援と土壌改良による各地食料自給率向上、農福連携(農業+福祉)による雇用問題の解決などの広範な社会問題に柔軟にプロダクトフィットさせ、それぞれのステークホルダーが地球規模で抱える課題を解決していくという高い志を掲げ、今回の資金調達を契機に、いちスタートアップ企業として更なる成長を目指すことにした。

株式会社楽々では、遠隔でも精密な発酵管理を行うことが可能な「マッシュファメンタシステム」を使用して、きのこ生産における高額な設備投資と専門家需要という2つのボトルネックを解消した。技術転換の推進はもちろん、海外も含む異業種参入者へライセンス許諾、ノウハウ移転も可能となった。そのほか、菌茸類、農産物、加工食品の付加価値化・販売支援を行うなどの営業支援、営農型太陽光発電によるエネルギーコスト削減(エネ0化)、原料コストの削減、並びに有機JAS(エコサート)認証の取得、遊休不動産の活用、茸栽培による福祉事業などをご支援する。海外においては、有機(オーガニック)やエコサートなど食品・化粧品等のニーズを求め、加工食品の輸出についてもしっかりと開発・検討・実施をしていく。



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