Resourcify, デジタル化された廃棄物管理プラットフォーム、1,400万ユーロ調達
uniqorns編集チーム 2023.09.27
2018年にゲーリー・ルイス(CEO)とフェリックス・ハインリシーがスタートアップを立ち上げ、再生可能エネルギーと廃棄物管理の問題に「デジタルソリューション」を提供することを目標にして設立したResourcifyは、シリーズAラウンドでVorwerk Venturesをリードに、Revent、Ananda Impact Ventures、Speedinvest、BonVenture、WEPA Venturesなどから1,400万ユーロ(約1,494万ドル)を調達したことを発表した。
Resourcifyは、クラウドベースのリサイクルプラットフォームであり、貴重な資材を特定し、グローバル企業と地元のリサイクラーとのつながりを促進する。
Resourcifyが試みることは、企業が使用する資材を廃棄物として処理するのではなく、リサイクルできる方法を分析することである。たとえば、特定の顧客にとって意味のある地元のリサイクリングルートを見つける一方で、顧客のリサイクル報告や請求書管理の取り組みをサポートする。
Resourcifyは、顧客がアクセスできる中央のダッシュボードから、リサイクルピックアップ場所の管理、リサイクル可能な資材の現地処理、資材の輸送などをサポートする。資材、リサイクラー、リサイクルルートのデータベースを活用して、Resourcifyは機械学習を適用し、コスト削減の機会をハイライトする。
リサイクルオーケストレーションのデジタル化においてResourcifyは市場で一人ではない。Research and Marketsによれば、2020年から2030年までに、デジタル廃棄物リサイクル管理市場は3.28億ドルから11.6%成長すると予測されている。米国では、SPACとの合併で話題となったリサイクルプラットフォームのRubicon Globalや、データインサイトに重点を置く米国のライバルであるRoad Runnerなどが存在する。
現在、60人以上の従業員を抱えるResourcifyは、15,000の企業と50以上の有料顧客(マクドナルドを含む)の廃棄物を1億1500万ユーロ以上管理し、過去数年間で年間売上高は3倍に増加した。Resourcifyの最新の資金調達ラウンドにより、同社の評価額は約5,000万ユーロ(約5,337万ドル)になるとのことである。
同社は、これらの新しい資金を使って、顧客基盤の拡大と国際展開を進める予定である。