RevOpsプラットフォームを運営するFullcastが3,400万ドルの資金調達

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RevOpsプラットフォームを運営するFullcastが3,400万ドルの資金調達

uniqorns編集チーム 2024.01.17

RevOpsプラットフォームのFullcastは、Epic Venturesをリードとするシードラウンドと買収で3,400万ドルを調達した。Fullcastは、既存のソフトウェア(例:顧客関係管理ツール)に接続して、収益を生み出すチームのパフォーマンスを管理・追跡するプラットフォームである。2021年のローンチ以来、Fullcastは顧客基盤を約80のブランド(IterableやCollibraを含む)に拡大し、年間の収益は約650万ドルに成長した。

この調達ラウンドでは、Epic Venturesをはじめとする投資家から3400万ドルの資金調達を行った。また、シリコンバレーバンクから400万ドルのクレジットラインも取得した。さらに、テックエンタープライナーのRyan WestwoodがCEOとしてFullcastに参加し、Dharmesh Singhはチーフカスタマーオフィサーに就任した。

Westwoodは、Fullcastのさらなる成長を目指しており、プラットフォームのユーザーインターフェースの改善、容量計画の強化、AIによるスマートかつコンテキストに基づいたワークフロー自動化の導入に注力する予定である。また、将来的には戦略的な合併や買収への資金の一部を充てる可能性も検討している。

FullcastはRevOpsプラットフォーム市場で強力な競合他社が存在することを認識しており、現在の経済的な逆風にも免疫を持っていない。しかし、Westwoodは、Fullcastが「技術的な能力」と「スピーディーな実装」の面で競合他社に対して競争力を持っていると主張している。また、RevOps市場は急速な成長を予期しており、Fullcastは業界を前進させ、その成長ポテンシャルを最大限に引き出すために完全に投資する時期だと考えている。