Runway、既存のビジネスツールと連携した新たな経営戦略プラットフォームを提供、Initialized Capitalらから2,750万ドル調達——累積調達額は3,350万ドルに

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Runway、既存のビジネスツールと連携した新たな経営戦略プラットフォームを提供、Initialized Capitalらから2,750万ドル調達——累積調達額は3,350万ドルに

uniqorns編集チーム 2023.07.18

サンフランシスコに本拠を置く Runway(ランウェイ)は18日、最新のラウンドで2,750万ドルを調達したと発表した。このラウンドは Initialized Capital がリードし、Elad Gil、Jason Tanといったエンジェル投資家が参加した。これは以前 Andreessen Horowitz によりリードされた500万ドルのシードラウンドに続くものである。今回のラウンドを受け、累積調達額は3,350万ドルに達した。

Runwayは、Sandbox VR(サンドボックス VR)の元社長であるSiqi Chen氏(現・代表取締役)らにより設立された。経済の知識をあまり持っていなかった Chen氏は、財務の理解と計画の手間を減らすための新しいツールとして Runwayを創設。既存の会計ツールやデータウェアハウス、人事情報システムと連携し、顧客がビジネスプランやシナリオ(例:給与引き上げ、新規雇用、マーケティング費用の増加)を作成するための公式を書き込むことを可能にする。

Runwayのプラットフォームは、金融に詳しくない人々が企業の情況を理解し、迅速な実行を可能にするとChen氏は主張。しかし、競合するプラットフォームも存在する。例えばDougsは、企業の財務諸表を扱い、認定税務申告書を生成し、銀行口座と連携してレポートと請求書を自動生成する。他にも、スタートアップ向けの財務計画と分析プラットフォームを提供するFirmbaseや、Pigment、Mosaicなどが競合となる。

それにもかかわらず、Runwayは Superhuman、Stability AI、そしてChen氏の古巣であるSandbox VRを含む顧客からビジネスを引きつけることに成功している。また、Ripplingとの緊密なパートナーシップを強調し、"資格を持つ" Ripplingの顧客は、従業員データ、給与、人件費、採用計画が自動的に同期される優先的なアクセスを持つ。