Sakana AI株式会社がシードラウンドにて3,000万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.01.17
Sakana AI株式会社は、元Googleのエンジニア2人によって共同設立され、3000万米ドルのシード資金を調達した。先駆的なAI企業であるLux CapitalとKhosla Venturesがこのシードラウンドをリードした。
また、ソニーやNTT、KDDIなどの日本の大手企業も参加した。Sakana AIは、自然からインスピレーションを得た小型で効率的なAIモデルの開発に取り組んでおり、AIのアプローチに新たな道を切り拓くことを目指している。
Sakana AIの共同設立者であるDavid Ha氏とLlion Jones氏は、以前GoogleでAI研究グループを率いていた。彼らは、AIモデルのサイズを拡大する従来のアプローチよりも、小さな専門化されたモデルを効率的に連携させることがより効果的だと考えている。
Sakana AIの取り組みは、AI分野がモデルの規模を拡大することに固執している中で際立っている。彼らは、大規模なモデルは規模が大きくなるにつれて非効率になる一方、小規模で専門化されたモデルは能力を一致させるために協力することができると主張している。
Sakana AIの東京ラボは、わずか1年でシリコンバレーと日本国内のトップクラスの投資家から資金を調達し、自然から着想を得たAI技術をさらに発展させるために成長している。
このニュースは、Sakana AIがアジア発の新しいAIパラダイムを切り拓く可能性があることを示し、日本がアメリカと中国に対して戦略的な技術で影響力を持つことができることを表している。