SOLX Technologies Pte Ltdがリアルテックホールディングス株式会社から資金調達

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SOLX Technologies Pte Ltdがリアルテックホールディングス株式会社から資金調達

uniqorns編集チーム 2023.11.08

リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、以下:「当社」)が運営するリアルテックグローバルファンド※1は、フィリピンの持続可能な電力市場の実現に向け、SOLX Technologies Pte Ltd(本社:シンガポール、事業国:フィリピン、以下:「SolX」)へ出資した。本出資は、同社にとって初めてのフィリピンベンチャーへの出資であり、フィリピン政府系ファンドであるStartup Venture Fundとの初の共同出資である。

SolX社は、電力の需給分析をシステム化し、高額な電気料金を削減するマーケットプレイスを提供するフィリピンベンチャーである。SolXが開発するプラットフォームは電力需要家と電力小売事業者を適切に結びつけ、市場の透明性と競争力を高め、最適な電気料金を提供する。2021年にはフィリピンで制定されたグリーンエネルギーオプションプログラム(GEOP)により、電力を多く消費する需要家が再生可能エネルギー電力を100%指定して購入できるようになり、その結果30%以上のコスト削減が実現された事例も出ている。

現在、SolX社のプラットフォームはすでにフィリピン国内の主要な需要家に活用されているが、この市場はまだターゲット市場の3割程度しかカバーしていない。現時点では小売市場は500kw以上のピークデマンドを持つ大規模需要家に限定されているが、2025年までには一般家庭も含めた市場が拡大され、アプローチできる市場が3倍に増加する見込みである。

さらに、SolX社は自社開発のスマートメーターを活用し、フィリピン全域の電力利用状況を収集し、リアルタイムで需給を管理する体制を構築している。これにより、データ収集に伴う通信遅延を回避し、適切な電力価格で電力を調達できる環境を目指していく予定である。

SolX社は、2022年にフィリピンで開催されたTECH PLANTER in the Philippinesでリアルテック賞を受賞し、かねてから日本および東南アジアのディープテック分野で強力な投資家の存在を求めていた。2023年上旬に、当社のグループ会社であるリバネスキャピタルおよびフィリピンを代表する投資家のFoxmont社から出資を受け、事業が順調に進行していた時期に、さらなる成長を加速させるために今回の出資に至った。

また、本件は23年5月に当社が共同出資パートナーとして認定されたフィリピン政府系ファンドであるStartup Venture Fund(SVF)との初の共同出資である。事業特性上、自治体や政府機関との連携が必要とされる中、SVFのサポート体制がSolX社の事業を更に加速させることを期待している。