Spiber株式会社、グローバルな量産・販売拡大に向け新たに100億円超を調達

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Spiber株式会社、グローバルな量産・販売拡大に向け新たに100億円超を調達

uniqorns編集チーム 2024.04.12

Spiber株式会社(取締役兼代表執⾏役 関⼭ 和秀)は、最新の資金調達ラウンドにて100億円を超える資本調達を完了した。
既存株主の追加出資を含む本増資により、同社が開発を進める Brewed Protein™素材の量産及びグローバルでの販売を加速させ、循環型社会の前進に一層寄与していく。

Spiber株式会社は、構造タンパク質「Brewed Protein™素材」を開発、生産するバイオベンチャーである。2007年9月創業、現在、タイ・ラヨン県にて、Spiber 初となる量産プラントで Brewed Protein™ポリマーの生産を開始。2023年からはタイで生産されたポリマーを使用した繊維を活用した製品が展開されるようになり、生産量も上げながら国内外のブランド、また紡績会社やテキスタイルメーカー、繊維商社にも販売網を拡大している。

Brewed Protein™ (ブリュード・プロテイン™)素材は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される人工構造タンパク質素材であり、自然と共に循環する社会の実現を目指し、15年以上もの研究を重ねて開発を進めてきた、新しいカテゴリーの素材である。
最先端のバイオ技術で、タンパク質をDNAレベルで緻密にデザインし、植物由来の原料を使って微生物による独自の発酵プロセスで製造する。持続可能な素材へのニーズが急速に高まる中、地球の⽣態系における基幹素材であるタンパク質の多様性と循環性に着目して開発されたBrewed Protein™素材の価値と可能性を高く評価され、アパレルブランドをはじめ、数多くの共同プロジェクトが進⾏している。
これまでに国内外の15ブランドより素材採用された製品が発売されており、今後拡大が見込まれる需要、多様化するニーズに対応できるよう、生産体制の強化に加え、研究開発プラットフォームのさらなる高度化に向け、継続して取り組んでいく。

Spiber株式会社ウェブサイト