Squint、Sequoiaをリードとした1300万ドルの資金調達ラウンド

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Squint、Sequoiaをリードとした1300万ドルの資金調達ラウンド

uniqorns編集チーム 2023.11.30

Squintは、ビジネス向けの拡張現実(AR)に特化したプラットフォームである。ユーザーはスマートフォンやタブレットのカメラを使用して物理オブジェクトを認識し、詳細な手順やメンテナンス記録などの情報を表示できる。Squintは、ボルボ、シーメンス、コルゲート・パーモリーブ、ミシュラン、バークシャー・ハサウェイ・エナジーなどの大企業を顧客に持ち、工場や産業設備でのワークフロー管理に活用されている。

この度、SquintはSequoiaをリードとした1300万ドルのシリーズAラウンドを発表した。資金調達は、事業の成長と技術開発を加速するために活用される予定だ。

Squintの創業者兼CEOであるDevin Bhushanは、Squintの目標は「検索バーを排除し、情報やデータを探す時間をなくすこと」だと述べている。また、B2B市場に初めて参入するが、将来的にはより広範な展開を目指している。

Squintのコンセプトは、Splunkでの経験から生まれたものである。Splunk ARを開発したDevin Bhushanは、Splunkのデータ分析ツールを物理マシンに直接マッピングし、リアルタイムでその動作を理解することができる方法を提供した。しかし、Splunkはデータの視覚化に特化しており、その範囲を広げるためには新たなコンセプトが必要だと感じた。

Squintは、企業が簡単にワークフローを作成し、ユーザーに特定のアクションやマシンの特定の領域に関連付けることができる点が利点だ。システム内のAIは、オブジェクトの識別だけでなく、ユーザーが進行中のワークフローや質問に対して回答するための生成AIもカバーしている。
この資金調達により、Squintは事業の拡大と技術開発を加速し、拡張現実技術がオフラインの世界に浸透する新たなツールの開発に取り組む予定だ。