ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)、13億ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.19
グローバル投資会社KKRと通信大手Singtelを中心とするコンソーシアムが、ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)に13億ドルを投資した。これは、今年の東南アジアで最大の投資である。
ST Telemediaは、国有投資家であるテマセクのポートフォリオ企業である。この取引は、規制当局の承認を受ける予定であり、引き換え可能な優先株と別紙付きワラントによって行われる。投資参加者がワラントを全額行使する場合、コンソーシアムの総投資額は約22億ドルになる。STT GDCの多数株は、シンガポールに拠点を置くST Telemediaが保有し続ける。ST Telemediaは、Singtelの競合相手であるStarHubへの出資も含まれている。この投資は、AIの台頭に伴い、ビッグテック企業が東南アジアのデータセンターを多様化する中で行われた。
Singtel自体も、2023年にKKRから地域のデータセンタービジネスの資金調達を行い、8億600万ドルを調達した。KKR-Singtelコンソーシアムの投資により、STT GDCは東南アジアおよびその他の地域のデータセンター業界の最前線に立つ。同社は、日本、韓国、英国を含む11カ国に95以上のデータセンターを保有している。