Statement、企業向けキャッシュフロー管理プラットフォーム、1,200万ドルを調達

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Statement、企業向けキャッシュフロー管理プラットフォーム、1,200万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.10.18

Statementは、企業向けキャッシュフロー管理プラットフォームを開発しているスタートアップである。本日、同社はシードラウンドで1,200万ドルの資金調達を実施したことを発表した。

このラウンドでは、Glilot Capital Partnersが参加し、Citi、Mensch Capital Partners、Titan Capital、Operator Partnersも資金を提供した。

Statementの共同創業者であるVlodinger氏は、複数の銀行と取引し、流動性を管理し、キャッシュフローを予測しようとする企業向けの「キャッシュインテリジェンス」プラットフォームとしてStatementを説明している。Statementは銀行と連携し、Google Sheetsなどのビジネスツール、Oracle CloudやNetSuiteなどのエンタープライズリソース管理プラットフォーム、PayPalやStripeなどの支払いプロバイダと統合し、リアルタイムの財務データを調整・同期させることで企業のキャッシュパフォーマンスを可視化すると述べている。

Statementは、財務レポートのためにトランザクションを自動的に分類することができる。また、短期および長期のキャッシュフローを予測し、ベースラインを確立し、過去のトレンドを分析することで、全体的な予測の精度を向上させることができる。さらに、Statementのワークフロー自動化ツールを使用すると、銀行間の照合や報告エラーなどの繰り返し作業や手作業を自動化することができる。

2022年に設立されたStatementは、既に数十社の顧客を抱えているとVlodinger氏は主張している。競合他社であるKyriba、Trovata、Ion、GTreasuryなどが存在するにもかかわらず、過去1年間に収益は10倍に増加している。

さらなる成長に向けて、Statementはニューヨークとテルアビブのオフィスを拠点とする31人のチームを来年末までに35人に拡大する予定である。